溝入敬三コントラバス劇場

【悲しい酒】その1

 うちの町内会では、とうのたった年長者が町内会館に毎月集る親睦の会「禄寿会」というのがありまして、今月16日、私ども夫婦が出演することになりました。禄寿を逆から読むとジュロク、で毎月16日に開催だそうです。逆から読む根拠は知りませんけど年寄りの考えることですから計り知れない。
 父は今まで、俺は年寄りじゃあねえぞ、という振りをして、「禄寿会」に、そっぽを向いていたのに、何を思ったか、今回初めて出席すると言い始め、勝手にすりゃあ良いのに、誰も止めないよ、しかしどうしてもお祭り男、鳴り物入りで華々しくやりたいらしいのです。先日、母の誕生日のホームパーティーに、私とワイフのデュオでもって演奏してあげたもんだから、俺も俺もと調子に乗っているようです。
 これまでも、ワイフ(オーボエ族、たまに篳篥)とコントラバスのデュオは、フランスやアメリカでもやってきたから、ちょっと自慢している、レパトリーは多い。シリアスな現代音楽以外にも、ライヴハウス用、アンコール用の軽い曲もたくさん編曲、作曲しているので、さて、お父様お題は?と尋ねると「悲しい酒」を、ですって。
 大量の年寄りが町内会のあちこちから、よぼよぼぞろぞろ湧いて来て、町内会館の二階の畳敷き大宴会場にべったり座る。殆ど場末の温泉です。お茶やお酒をずるずるすすりながら、涎たらしながら、焼き鳥のタレを口の回りにべったり付けて、「ハナちゃん、わしは昔からあんたのことを・・・」「あたしだってタケゾーさん・・・」「ふがふが」(入れ歯がはずれた)って騒ごうってんなら、そりゃあ、「楽しい酒」でしょうに。

to be continued.
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by keizo-mizoiri | 2008-01-10 13:14 | 音楽
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