溝入敬三コントラバス劇場

『女神とトロンボーン』

  一台のトロンボーンが、一人の女の人を好きになっていまい、女神に、どうか自分を人間にして下さいと、お願いしました。女神は、たいそう不憫に思い、トロンボーンを美しい若者に変えてやりました。おかげで若者は、彼女に愛を伝えることができ、めでたしめでたし。しかし女神は、一抹の不安を感じていたので、ずっと彼を見守っていました。
 若者が、ベッドへ入ろうとした時です。彼は、首をするすると延ばして抜くと、体を分解し始めました。それを見た女神は、ため息をついて、魔法を解いてしまいました。
 これは、物事の本質を変えるのは難しいということです。

(KEIZO『音のイソップ』より)
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by Keizo-MIZOIRI | 2007-11-14 18:04 | 物語
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