溝入敬三コントラバス劇場

忙しい時もある

 いつの間にかレコードって物が回りに見当たらなくなってしまって困ってしまう。ライヴハウスにもプレーヤーが無いんだもの。外苑前Z.imagineのを当てにしていたら、使っていないから壊れているらしいんだと、トホホ。オーディオマニアの某氏に連絡したら、超高級機種だから動かせないし、たとえ持って行ってもセットするのに何日もかかるそうだ。しょうがないから明日、自分の家庭用ステレオを持って行くんだけれども、針は古いし、アンプはガリガリいってるし。まあ味が有って良いか。始めっから、アナログ音質に然程興味は無く、珍しい演奏を聴かせしようというつもりだから。事件になると面白いんだけど。11/1「LPレコード密室鑑賞事件」。
 あさってからは、仙台で、即興演奏のレクチャーとワークショップ。簡易楽器を作ったり、それで遊んだり。でも主催の作曲家の吉川和夫さんが超多忙で何も準備ができていないんだ。ああ、どうしたらいいんだ。東北自動車道のアイディアの神様! 11/3,4「五感アートラボ」
 帰って来たら、なんだかヘンデル/メサイアなんてのがあって通奏低音。カット版だけど、やはり長い。体に悪い。勿論バス一人。
 それをやり過ごせたら、11/10鎌倉の建長寺法堂「小澤真智子ヴァイオリン演奏会」。すごく難しい曲を一杯弾かなきゃあならない様子。まだ楽譜もらっていないのが一杯あるんだけど。何時練習出来るのかなあ? 練習すれば弾けるのか知らん。このところイヤーな夢見て良く眠れない。
 世話をしている野良猫のチャーは、喧嘩して来て右足をビッコ弾いている。もう一週間、でも全然治らない。年だからなあ、アレルギーはあるし、アトピーだし、化膿しやすいタイプだし。でも絶対捕まえられないから医者にも連れて行けない。ええい、あほ猫!
 とりあえず、へたった弦を替えて、明日の練習。でも、会場で配るチラシをプリントアウト。紙がない?
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# by Keizo-MIZOIRI | 2007-10-31 14:41 | 演奏予定

もりのせいかつ【森の生活】

 カリフォルニアの本屋で、ソローの『森の生活』を探したが、見当たらない。ソロー、ヘンリー・ディヴィットはどこにあるかと店員に尋ねたが、彼はその名前さえも知らないと言う。日本人の作家? 中国人か? などとたわけたことをぬかす。アメリカ人は本なんか読まなくて、文化程度が低いから、自分の国のこんなに有名な古典作家も知らないのだ。その時は、どうしても原題が思い出せなかったのもあって、結局探せなかった。なんてバカヤローの国なんだと頭にきた。
 家に帰っていろいろ調べてみたら、ソローはThoreauでありまして、私は日本語表記から、勝手にSollowみたいな綴りを考えて、発音していたから通じなかったのでした。LもRも試しましたが、始まりがSでは絶対に分かって貰えない。ちなみに原題は、皆様ご存じのようにもちろん『ウォールデン Walden』でございますね。
 次の日、また本屋に行って、Tの棚を自分で探して、違う店員のキャッシャーでそっと買って帰りました。いやーアメリカって、アメリカ語って、本当に奥が深いですね。
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# by Keizo-MIZOIRI | 2007-10-23 16:03 | 想い出

LPレコード密室鑑賞事件

 古いレコードにしか残されていない巨匠ベーシスト達をお聞かせします。
音楽や奏法や色んなエピソードもお話しします。
そして後半はKEIZOコントラバス劇場。お楽しみに。
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# by Keizo-MIZOIRI | 2007-10-20 10:40 | 演奏予定

ミラノのたび【ミラノの旅】

 イタリアのペルージャという街に住む、現代音楽で大変著名なコントラバス奏者であらせられる大先生に会いに行ったことがある。しかしおかげで、無駄金と大量の時間を使わせられたあげく、散々な嫌がらせを受けて、やっとミラノに辿り着いたのは夜の8時頃だったろう。何としても宿を見付けねばならず、駅のインフォーメイション・センターに行って列に並んだ。しかし私の番になると、私の一人前で全てのホテルの部屋が満室になったと言う。この街の治安の悪さは心得ていたし、イタリアとはいえ、年の暮れではちょっと寒く、駅で眠るわけにもいかない。そんな私に係の人は、2食付き、しかも2皿のディッシュとドリンク付き、シャワー付きの特別の宿を紹介すると言ってくれた。それを断る理由はない。渡りに船と、教えられたとおりトラム(路面電車)に乗り、指定の停留所で降りて、そこで待っていた案内の男について行った。到着してみると宿の外見は普通のアパートのようだったが、入って行くと紛れもなく2LDKくらいのアパートの部屋だ。ダイニングルームには、すでに旅行者らしい若者が男4人、女3人くらいいた。
 その夕食は私が思い浮かべていたイメージとは違ったが、たしかに聞いていたとおり、パスタ(トマトソース)、焼いたチキンの2皿が並び、コーラの大きなペットボトルが出ていた。その料理は、停留所に迎えてくれた男が作ってくれた。まあイタリアであるから、それはそれで美味しかったが、皆で食事をしている最中に、あの駅の係員が仕事を終えて帰ってきた。そこは彼の部屋だったのである。
 宿泊代を彼に払うと、居る場所もなく、することもないので、寝室にぎっしり並べられたベッドでみんな寝た。トイレの水は流れなかった。シャワーはベランダの水道の蛇口に差してあるビニールホースのことだった。次の朝起きると、顔も洗わずに、一番の列車でミラノの街を離れた。私の初めてのミラノだった。
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# by Keizo-MIZOIRI | 2007-10-17 18:23 | 想い出

あかせがわげんぺい【赤瀬川原平】

 尾辻克彦ともおっしゃる。今でこそ「老人力」「ライカ同盟」とか軽い文も書いていらっしゃるので、大衆作家かカメラ雑誌専門のライターに見えるが、実は芥川賞作家であられ、昔は前衛芸術バリバリで、恐い活動家のイメ−ジがございました。伝説のハイレッドセンタ−なんかで白衣を着ての路上ハプニング。とっても怪しげでした。或は千円札裁判。これは詩人の滝口修造さん達と連日シリアスなニュースに登場し、表現の自由とは、芸術とは、と大きな問題を世間に投げかけておりました。
 私は20数年前、東京都小平市の、古い米軍ハウスに住んでいたことがあります。20畳のダイニングキッチンと3ベッドルーム、六畳はあったろうバスルーム、天井も高い。実はボロボロの木造平屋でしたが。回りには、居心地の良い雑木林、(或る日突然伐採されて、どこにでもある公園になったが)、多摩川上水も流れ、よくひとりで散歩したものです。
 そして或る日、私は、近所の豆腐屋の店先で、なんと、豆腐を買う赤瀬川原平を目撃したのでした。自転車に乗っていらっしゃいました。
 ロ−トレアモンが「シュ−ルレアリズムとは、手術台の上でコウモリ傘とミシンが出会うことだ」と言ったのは有名であるが、私は「赤瀬川原平」「自転車」「豆腐」の遭遇に、これこそシュ−ルレアリズムだと思ったのでした。
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# by Keizo-MIZOIRI | 2007-10-15 11:36 | 想い出



コントラバス、音楽、その周辺のことなど
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