溝入敬三コントラバス劇場

『この世界の片隅に』

 また金曜がやってまいります。世界中のFM『溝入敬三の音楽定食』ファンの皆様お待たせいたしました。今週は、『この世界の片隅に』にちなんだ曲を選んでみました。時代は昭和はじめから、戦中戦後間もなくまで。舞台は瀬戸内海の呉と広島市でしたが、この写真は、私が今日乗っていた高松から宇野へ向かう途中、フェリーから瀬戸の風景。
 先ずは、映画の中ではコトリンゴというグループ?が歌っていましたが、元祖フォーククルセダーズでの『悲しくってやりきれない』。サトウ・ハチロー作詞、加藤和彦作曲。そして戦時中の『隣組』作詞:岡本一平、作曲:飯田信夫を徳山連(たまき)で。この2曲は映画で使われていましたが、ここからは私の自由な選択で『めんこい子馬』。これもサトウ・ハチロー作詞なのです。作曲は仁木他喜雄(にき たきお)、歌は二葉あきこ、高橋祐子。
 敵国アメリカの戦時中の曲。戦地を積極的に慰問していたグレン・ミラー楽団で『ムーンライト・セレナーデ』、そして『ダニー・ボーイ』。グレン・ミラーは、1944年にイギリスからフランスへ慰問演奏に向かう途中で消息を絶ちました。『ダニー・ボーイ』のメロディには、様々な歌詞が付いていますが、戦争で死んだ息子を悲しむものが良く知られていますね。
 そして戦後は『リンゴの唄』。これもサトウ・ハチロー作詞です。作曲は万城目正。並木路子と霧島昇の歌。
 映画のパンフレットに掲載されている、こうの史代さんのインタヴューから引用させて頂きます。
「・・・連載当時の2007〜2009年に比べると今は、世の中が『風化しそうなものを語り継がねば』という気分よりも、むしろ新たな戦争に近づいている気がします。ともすれば戦争もやむなしと考えてしまう時、(このマンガが)想像をめぐらせるきっかけくらいにはなるかもしれないです。」
 レディオBINGO FM77.7MHz 金曜19:30~20:00『溝入敬三の音楽定食』、インターネットでは、レディオBINGOホームページから「サイマルラジオ」をクリックして頂ければ世界中どこでも聞くことができます。アシスタントは、今週も絶好調・大戸綾加さん。どうぞお楽しみに。
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by Keizo-MIZOIRI | 2016-12-07 22:15 | NEWZ
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